デンゼル・ワシントン、ケヴィン・スペイシーがオスカーを受賞し「苦い思いをした」と明かす
オスカー俳優のデンゼル・ワシントン(『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』)が、2000年にケヴィン・スペイシーがアカデミー賞主演男優賞を受賞した際の自身の反応を振り返った。 デンゼル・ワシントン、ケヴィン・スペイシーがオスカーを受賞し「苦い思いをした」と明かす ワシントンは、1999年の映画『ザ・ハリケーン』でルービン・カーターを演じ、オスカーにノミネート。『アメリカン・ビューティー』のスペイシー、『インサイダー』のラッセル・クロウ、『ストレイト・ストーリー』のリチャード・ファーンズワース、『ギター弾きの恋』のショーン・ペンと競い合ったが、最終的にスペイシーが受賞を果たした(ワシントンは、その年のゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞)。 『Esquire』に対し、ワシントンは「K・スペイシーの名前が呼ばれたとき、振り返って彼を見た記憶があります」と明かし、「当日の夜は、家に帰って酒を飲みましたよ。そうせざるを得なかったんです。『ああ、彼が私のオスカーを取った』などと言いたくありません。そういうことではないのです」と回想した。 「妻がオスカー候補の映画を全部観ていた時、彼女に『彼らが私のことを気にしないなら、私も気にしない』と言いました。投票する人は投票するし、観る人は観る。でも、私は観ない。もうあきらめて、苦い思いをしました。自己憐憫に浸っていたんです。1999年から2014年、飲酒をやめるまでの約15年間、私は苦々しい思いをしていました」 ワシントンはこれまで計9度のアカデミー賞ノミネート歴を誇り、1990年の『グローリー』で助演男優賞、2001年の『トレーニング デイ』で主演男優賞をに輝いた。 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌