4児の父「子にもらったお金を、全額渡したら?」 年長の頃から続け、興味深い結果に「素敵すぎる」「すごい発見」
「育児歴10年。4児の父から。新たな実験結果を報告します」 サトウさん(@satousan__official)がThreadsに投稿したエピソードが話題になりました。 【写真】子どもたちはお金を何に使った?…実際の投稿 サトウさんが試みたのは、「子どもたちへと預かったお金をすべて本人たちに渡す」というもの。親戚からの入学祝い、おばあちゃんからのお小遣い、お年玉。この全部をすべて渡してきたそう。その反応について話を聞きました。 まずみんな自分の欲しいものを買っていきます。お菓子、ぬいぐるみ、ゲーム…とにかく買いまくるそう。中には貯金する子も。その後、貯金したり、一通り欲しいものを買った後、4人全員が同じものにお金を使い始めたのだとか。
それは、自分のためではなく…
お菓子を買うときはお母さんの分も、母の日はおばあちゃんにお花を、遠くから来る友達にはぬいぐるみをサプライズであげるという買い物を楽しむように。「おじいちゃんお金持ってなさそうだから千円あげる」といったことも。 それぞれがお金という道具を使って、人を喜ばせる方法を考え始めたといいます。 「彼らをみて思いました。お金は人のために使う時が1番幸せなんだって。彼らはお金を通して本当の豊かさを学んだかもしれません」
欲しいものが言えなくなった(笑)
現在、小学校5年生の双子の女の子、小学校3年生の男の子、小学校1年生の男の子を育てているサトウさん。お話を聞いたところ、渡してきたお金を使い始めたのは大体みんな年長さんの頃からだそう。 そして、長女さん以外は皆、手元のお金が尽きることもあったとか。そんなときも「これからどうする?」とは話すものの、お金に関する声かけやアドバイスは一切することなく見守り続けたそうです。 「最近では彼らの前で欲しいものが言えません。言うと買ってきちゃうから笑」とサトウさん。 4人姉妹兄弟がお金の使い方を互いに見ながら育っていること、「相手の喜ぶ顔が見たくて」自分のお金を使うことに、お金以上の価値を見出せていることが素敵ですね。 お年玉やお祝いなどいただいたお金は、ある程度貯金したり、いずれ必要な時のために…と、お子さんたちから預かっている体裁の親御さんも多いのではないでしょうか。やはり全額渡していく勇気はなかなかのものです。そんななかで、サトウさんのこの見守りは、子どもたち自身が主体性を育める機会であり、結果としてお金の大切さや使い方について一番有意義に学べる方法なのかもしれないと感じました。 このエピソードには、 「うちも同じです 3歳の娘もそうなりました。自分のお菓子も好きな人に食べてもらう事が幸せなようです。巡り巡って愛の循環が起きている事をよく理解しているように思います」 「すごい!全部渡しちゃうって勇気がいることですね!恐ろしくて全額は渡せません。自己管理できるお子さま、素晴らしいです。ほんとはそれが良いんでしょうけどね」 「素敵すぎます 人にお金を使うと自分も幸せになれると思います」 「親が素敵な使い方してるのを見てるのでしょうね」 「私も4人姉妹の母なのですごく参考になりました」 など、子育て中の方をはじめ、たくさんの方が続々と反応しています。 サトウさんはInstagramで奥さま、4人のお子さんとの日々を紹介。ご自身の経験から育児に対する思いを発信しています。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 真弓)
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