華やかな和服姿の織姫や武士に扮した市民らが練り歩き 埼玉・蕨で宿場まつり かつて中山道の宿場町として栄えたまちの歴史を今に伝える
かつて中山道の宿場町として栄えたまちの歴史を今に伝える「中仙道武州蕨宿・宿場まつり」が3日、埼玉県蕨市北町、中央の中山道本町通りなどで行われ、秋晴れの下、大勢の人出でにぎわった。 蕨の夏彩る「七夕飾り」 「機まつり」で駅前通りに飾りやステージ、「わらびりんごサイダー」の販売も
今年で41回目。恒例の宿場道中大行列では、のぼり旗を先頭に、華やかな和服姿の織姫、宿場小町をはじめ、鉄砲隊、裃(かみしも)姿の武士らに扮(ふん)した市民らが旧中山道を練り歩いた。行列が歴史民俗資料館、本陣跡周辺に差しかかると祭りの盛り上がりは最高潮に。大勢の市民らから拍手と歓声が送られ、一行は笑顔で応じていた。 今年の織姫役を務めた、同市出身の大学生小松彩華さん(20)は「皆さんがたくさん手を振って声をかけてくれた。蕨は住みやすく、人が優しくあったかいまち。織姫として皆さんに受け入れていただいた気がする。蕨の良さを市外にも広めたい」と話した。