「デフレ脱却確かに」と加藤財務相、補正成立に協力求める 財政演説
Yoshifumi Takemoto [東京 9日 ロイター] - 加藤勝信財務相は9日の衆院本会議で財政演説を行い、33年ぶり高水準の賃上げなど「好循環を後戻りさせることなくデフレ脱却を確かなものとし、新たな経済ステージへの移行を実現していく必要がある」として、経済対策の裏付けとなる補正予算案の早期成立に協力を求めた。 今後の経済財政運営に当たり、経済あっての財政との考え方の下で経済再生と財政健全化の両立を図っていく方針を示した。日本経済の現状については、回復に向けての兆しがみえており「これを確かなものとし成長型経済を実現する好機を迎えている」と指摘した。 政府は先月、歳出総額を13兆9433億円とする2024年度一般会計予算案を閣議決定している。