機長飲酒で出発遅れる 日航、4月にも欠航
日本航空は10日、オーストラリア・メルボルン発成田行きの便の男性機長2人が、乗務前日に社内規定を超える量の飲酒をしていたと発表した。 乗務前にアルコールが検知されたが、会社側は誤検知と判断。その後、検知されなくなったため予定時刻から約3時間遅れて運航させたという。 日航によると、2人は59歳と56歳で、1日午前7時台の便に搭乗予定だったが、前日午後、レストランで食事した際、スパークリングワイン1杯ずつとワインボトル3本を注文。1日早朝の検査でアルコールが検知された際は、会社側に飲酒の事実を告げず、3日になって申告したという。 日航は4月にも、別の男性機長が滞在先の米ダラスで過度な飲酒をし、警察から注意を受けるトラブルを起こして羽田行きの便を欠航。滞在先での機長と客室乗務員の飲酒を禁止する再発防止策を講じたが、10月に解禁していた。