【昔の地図】静岡銀行の約100年前の名前は「三十五銀行」だった 地図を片手に歩いたら
◆地図にある店を発見 ハンパない歴史!
そんな呉服町をさらに歩いていくと、今も100年前の地図に書かれた名前のまま存在しているお店を見つけました。 「竹茗堂(ちくめいどう)」は、1781年創業の静岡茶の老舗。もちろん地図が作られた1927年には、既にこの場所で営業をしていました。約100年前の地図に載っていますよとお店の人に伝えると「創業から240年経っていますから」とのお答えが。なんと、江戸時代から静岡のお茶の歴史を創り続けてきたんです。 江戸時代は呉服町ではなく七間町にありましたが、鉄道ができるということで、駅に近い呉服町に移ったそうです。静岡市街地で起きた度重なる火災や戦争で、多くのものが焼けてしまいましたが、竹茗堂には、古くからの品が大切に保管されているそうで、江戸時代のお品書きを見せてもらいました。 そこには「青仕立」と書かれているのですが、それまで茶色だったお茶を、緑色にする製法は竹茗堂が静岡に初めて導入したのです。1892年(文政12年)のメモ帳まで残っていて、「青茶製法」の文字があります。 表に飾られている大きな「御茶所」の看板も、なんと江戸時代からずっと使われている非常に貴重なものでした! この看板は変わらぬ場所で、この商店街のこともずっと見守り続けているんです。 今回は約100年前の地図を見ながら歩いたら、200年以上前のことまで、わかっちゃいました! (テレしずWasabeeより)
テレビ静岡