小松駅周辺でビル建設急増 2月着工、西町に13階建てマンション 民間投資活発化、日の出町のホテル8階建て
小松駅周辺でビル建設が急増している。2月に国道360号細工町交差点に面した小松市西町などで、13階建て分譲マンションが着工する。日の出町1丁目では北陸電力の10階建て複合ビル、同4丁目では8階建てビジネスホテルがそれぞれ建設中。昨年3月の北陸新幹線小松駅開業を経て、駅周辺の民間投資が活発となっている。 【地図】小松駅周辺のビル建設計画 マンションは、タカラレーベン(東京)が2027年3月の完成を目指している。鉄筋コンクリート造りで高さは40・6メートル。敷地面積は2670平方メートルで、西町と土居原町にまたがる。延べ床面積は6577平方メートルで、72室を設ける計画だ。早ければ今年5月にもモデルルームを開設し、販売を始める。 同社の担当者によると、駅周辺では近年、新しいマンションが建っておらず、中古の分譲マンション販売が好調なため、新築の需要を見込んだという。建設地は、今年度に市文化財指定が解除された旧名勝「荒木氏の庭園」跡地であり、担当者は「駅前の活性化に住宅供給で貢献したい」と狙いを語った。 ●176室を整備 26年2月完成 ビジネスホテルは共立メンテナンス(東京)の「天然温泉 碧宝の湯 ドーミーイン小松」。鉄筋コンクリート造り、敷地面積1490平方メートルで、176室を整備する計画となっており、26年2月中旬の完成を目指す。開業日は未定。 北陸電力の複合ビルは、これらのビルを含めて市内で最も高い44・9メートルとなる計画で、今夏の完成を目指している。小松市が5階オフィスフロアを借り受け、進出企業を募っている。