【BCジュベナイルFT】管理調教師の義父はあの“闘将”2着メイデイレディが来日に1歩前進
<BCジュベナイルフィリーズターフ>◇1日(日本時間2日朝)=米デルマー競馬場◇G1◇芝1600メートル◇2歳牝◇出走14頭 阪神JFに予備登録を済ませている米国馬メイデイレディ(J・リー)が2着に入り、来日に向けて1歩前進した。前走に続いて鞍上にデットーリ騎手を迎えた3戦3勝の無敗馬。外枠12番ゲートからスタートし、すぐさま他馬に前に入られたが、道中は冷静に後方を進んだ。デルマー競馬場の短い直線で、中団内から直線入り口で抜け出した断然人気のレイクヴィクトリア(A・オブライエン)を懸命に追った。 負けはしたが、満足度の高い2着だ。1馬身半差前にいた勝ち馬はG1・3連勝を成し遂げた5戦5勝馬。超強敵相手の健闘は、世界トップに近づいたと胸を張れる。リー師は「グッドラン。ニチャク(2着)」と日本語で銀メダルををたたえた。 同馬を管理するリー師はかつてゴドルフィンに勤務時代、95年安田記念優勝馬ハートレイクの担当者として来日。義父が元騎手で元調教師の加賀武見氏でもあり、自身の管理馬での日本馬参戦を熱望している。阪神JFに外国馬参戦となれば、史上初。同師はレース後に馬主と来日を再度協議をするとしており、今後の動向が注目される。