九州・沖縄の9月百貨店販売額、ソフトバンクのリーグ優勝セールも需要喚起に…5・2%増370億円
九州経済産業局がまとめた九州・沖縄の9月の百貨店販売額(17店)は前年同月比5・2%増の370億円と、31か月連続で前年を上回った。訪日客や富裕層らに高価格帯のバッグや時計が売れたほか、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのリーグ優勝セールも需要喚起につながった。 【写真】優勝セールが開催され、多くの買い物客でにぎわう売り場(9月24日午前、福岡市・天神の大丸福岡天神店で)=中司雅信撮影
品目別では、主力の衣料品が3・6%増で、飲食料品も4・4%増だった。ホークスのセールに加え、3連休が2回あったことで菓子や総菜が好調だった。伸び率が大きかったのは化粧品や高額品など「その他」で、8・2%増だった。
スーパー(495店)は4・1%増の1005億円で、33か月連続のプラスだった。コメや野菜の価格上昇が全体を押し上げた。