シトロン・リサーチ、刑務所銘柄にまた強気姿勢-リポート再開
(ブルームバーグ): シトロン・リサーチはリポートで刑務所は有望な投資先とのテーマを再び展開した。リポート公表は、創業者アンドルー・レフト氏が7月に証券詐欺の罪で起訴されてから初めて。
シトロンの9月30日のリポートによると、民間更生施設の管理運用会社、米ジオ・グループは、11月の米大統領選で誰が勝利しても、刑務所拡大によって恩恵を受ける見通し。シトロンは1年余り前からジオ株に同様の強気な見方を示してきた。5月には目標株価を30ドルに据え置き、6月には株価が20ドルを超えるはずだとX(旧ツイッター)に投稿した。9月30日終値は13ドル未満だった。
ジオの株価は今年19%上昇しているが、上場来高値を記録し年初来で66%上昇となっていた7月からは大きく値を下げている。9月30日には一時5.1%高となった後、上げ幅を縮小し、1.1%高で取引を終えた。
ジオの担当者にコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。
レフト氏は7月、扇動的な調査報告書やツイートで投資家を欺き十数銘柄の株価を操作したとして証券詐欺の罪で起訴された。自身の取引活動から最大2000万ドル(現在のレートで約29億円)の不正利益を得たとされる。同氏は無罪を主張し、いかなる不正行為も否認している。
裁判は2025年9月30日にロサンゼルスの連邦地裁で開始される予定。レフト氏は公訴の棄却を求めている。
ブルームバーグ・ニュースはシトロンにコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。
原題:Left’s Citron Returns to Research With Bullish Call on Prisons(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Carmen Reinicke