センバツ2023 目指すは全国制覇 多賀大社で彦根総合部員ら祈願 /滋賀
センバツに出場する彦根総合の部員らは1日、多賀町の多賀大社を参拝し、甲子園での躍進を祈るとともに片岡秀和宮司(67)から激励の言葉を受けた。 多賀大社には同校の松本隆理事長(78)が長年、毎月1日の「お朔日(ついたち)参り」を続けてきた縁がある。この日は宮崎裕也監督(61)や約50人の部員が神妙な面持ちで本殿へ。祝詞に耳を傾けた後、上田大地主将(2年)が「全国制覇」と書いた絵馬を奉納した。 片岡宮司は部員らを前に、多賀大社にはお守りとして「しゃもじ」を授ける「お多賀杓子(しゃくし)」という習わしがあることを紹介し、「杓子はめしとる(飯取る)につながり、縁起が良い。甲子園に出場するだけでも大きな意義があるが、ぜひ県勢で初めてとなる優勝旗を持ち帰ってほしい」と語りかけた。 その後の昼食会で部員はハンバーグ弁当とおかわり用の白米5升を平らげ、宮司らを驚かせた。副主将の藤田一輝選手(2年)は「開幕が近づき、緊張感が高まってきた。主将をサポートしてチームをまとめたい」と意気込んだ。【村元展也】