【箱根駅伝】無念の繰り上げスタートは3校 山梨学院大、大東大、日大が大会総括
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路(2025年1月3日 神奈川・箱根町~東京・大手町の5区間109・6キロ) 【18位・山梨学院大 1年生コンビ好走が収穫】 往路15位から順位を落とし、9年ぶりのシード権には届かなかった。9区から10区の鶴見中継所では無念の繰り上げスタート。たすきは途切れたが、7区で大杉が1人を抜き、8区では阿部が区間3位に食い込むなど、2人の1年生が好走する収穫もあった。阿部は「目標タイムより速く走れて大満足。自己採点は120点です。チームとして来年こそシード権を獲れるように頑張りたい」と視線を上げた。 【19位・大東大 目標及ばず…指揮官猛省】 目標の5位はおろか、シード権争いにも絡めずに19位と惨敗。就任3年目の真名子圭監督(46)は「(心に)ぽかっと穴があいている感じです」と放心状態だった。故障を抱えていたという主力の西川(4年)が8区18位と振るわず、他の復路走者も軒並み2桁順位に終わった。昨年は10位で9年ぶりのシード権を獲得したが、再び予選会からの挑戦となる。指揮官は「今年は目標が上過ぎて、中身がなかった」と自らの指導を猛省した。 【20位・日大 まさか…14年ぶり最下位】 過去12回の優勝を誇る伝統校が14年ぶりの最下位に終わった。一斉スタートの復路で立て直しを図ったが、区間順位は10区の山口彰(2年)の15位が最高と沈んだまま。中沢主将(3年)は「序盤から順位が上がらない厳しい状態のまま、ずるずるいってしまったのが今回の結果につながった」と悔やんだ。前回の総合15位を上回ることもできず「主将としてチームに貢献できなかったところを受け止めて来年につなげていきたい」と前を向いた。