シャビ・シモンズの来季ライプツィヒ残留が濃厚に バイエルンとユナイテッドが獲得を狙う逸材
21歳のオランダ人アタッカー
昨年夏にパリ・サンジェルマンから期限付き移籍でライプツィヒに加入したMFシャビ・シモンズが、来季も引き続きライプツィヒでプレイすることがほぼ確実になったとドイツ紙『Bild』が伝えている。 出場機会を求めてパリからライプツィヒにやって来たシモンズは、昨季ブンデスリーガでは32試合に出場し、アシスト部門ではリーグ2位となる11アシストを記録。中盤の2列目であればサイドでも中央でもプレイできるリーグ屈指の万能型アタッカーとして、MFドミニク・ショボスライ(現リヴァプール)やFWクリストファー・エンクンク(現チェルシー)の抜けたライプツィヒの攻撃陣を牽引した。 さらに、今夏のEURO2024にもオランダ代表の一員として参加し、準決勝イングランド戦で先制ゴールを決めるなど存在感を放ったシモンズは、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せているバイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドが獲得に向けた動きを本格化させていた。 こうした状況下で同選手の去就に大きな注目が集まっていたが、『Bild』によると、シモンズ本人はレギュラーポジションが確約されているライプツィヒに残留することを希望し、保有権を持っているパリとライプツィヒとの間で近日中にレンタル期間の延長で合意に至る見込みであるという。 シモンズの残留が実現した場合、昨年夏と違って現段階では主力選手をビッグクラブに引き抜かれていないライプツィヒは、来季のブンデスリーガで優勝争いに加わってくる可能性が高い注目の存在となるだろう。また、アタッカーの新戦力としてシモンズを狙っていたバイエルンは、戦力補強の方針の見直しを迫られることになりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部