西武が連敗街道にまた突入 今季ワースト借金23に渡辺監督代行「ずっとこういう試合展開」
(日本生命セ・パ交流戦、西武1―5DeNA、1回戦、DeNA1勝、14日、ベルーナD)西武は五回までに3盗塁を決めるなど機動力を駆使したが、四回1死一、三塁で陽川の三ゴロの間に1点を挙げるのがやっと。2連敗で、借金は今季ワーストの23に膨らんだ。 【写真】先発・青山美夏人は力投もプロ初勝利ならず 渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)兼監督代行(58)は「打てないなりの攻撃をというところだったが、最後の1本が出なかった」と渋面を作った。今季これで先制された試合は4勝34敗となり、「ずっとこういう試合展開」。理想とする〝先行逃げ切り〟の形に持ち込めない。 打線でわずかな光明を探すとするならば、9日に支配下選手登録されたばかりの奥村光一外野手(24=BC・群馬)か。「1番・右翼」で先発出場し、五回に通算11打席目でプロ初安打を放ち、二盗を決めてプロ初盗塁も記録。「(安打が出ずに)苦しかったので、少し重圧から解放されました」と大きく息を付いた。 これまではユニホームが間に合わず、育成選手時の背番号「132」のままでプレーしていたが、この日の朝に待望の背番号「75」の新ユニホームが届いた。「2桁番号の重みと誇りを持ちながら、将来はライオンズの1番打者を任せられるようなプレーヤーになりたい」と言葉にも自然と熱がこもった。(東山貴実)