逮捕の職員、別の工事にも関係か 入札予定価格や最低制限価格を知る立場 浄水場工事で収賄容疑 兵庫
ABCテレビ
兵庫県内の自治体でつくる阪神水道企業団の工事入札をめぐり、業者への便宜の見返りに現金を受け取ったとして逮捕された職員が、同じ業者が落札した別の工事にも関係していたことが分かりました。 14日午前10時半、阪神水道企業団の本庁舎に、兵庫県警が捜索に入りました。 収賄の疑いで逮捕された技術部主査の奈良猛容疑者(46)は9月、尼崎浄水場のアスファルト工事に関する入札情報を、土木工事会社の「金山組」側に漏らすなどした見返りに、現金20万円を受け取った疑いが持たれています。 企業団によりますと、この10年間に金山組が受注したあわせて12件の工事のうち、奈良容疑者が、今回を含む2件に設計や施工管理の担当として関係していました。 奈良容疑者は、入札の予定価格や最低制限価格の金額を知る立場にあったということです。
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