福山市職員を懲戒免職 協議会の口座から24万円着服
広島県福山市は3日、北部支所が事務局を務める駅家地区公衆衛生推進協議会の口座から24万円を着服したとして、同支所の男性職員(50)を懲戒免職とした。管理監督責任を問い、上司の女性課長(56)を戒告とした。 市によると、会計担当だった職員は、5月30日の昼休憩に近くの銀行でキャッシュカードを使って引き出し、横領した。本来はカードを入れた手提げ金庫の鍵を管理する課長の許可などが必要だったが、自由に使える状態だった。 9月4日、別の職員が協議会の行事を計画するため、残高を確認して発覚。男性職員は市の聞き取りに「ローン返済など生活費に困っていた」と話しているという。全額返済しているが、協議会は警察に被害届を出す方向で検討している。 枝広直幹市長は「職員に一層の指導を図り、信頼回復に全力で取り組んでまいります」とのコメントを出した。
中国新聞社