トコジラミ国内で被害相次ぐ 知らぬ間に荷物や衣類に…強い繁殖力でかまれると痒みや発疹 インバウンド増加で上陸か
長野雄樹代表: 「ダニの駆除は表面的に薬をまくが、トコジラミは隙間に薬を入れるので、薬剤も使う上に探すのも結構大変です。薬剤に抵抗性がついているスーパートコジラミもいるので、極力自分で持って帰らない対策が一番」 一方、2月にリニューアルオープンした別府市のホテルアーサーでは、トコジラミの被害は出ていませんが、警戒を強めています。 ホテルアーサー・日名子健太郎代表: 「デュベカバーというのをかけていて、直前に使った人の布団がお客様に直接触れることはほぼない」 また、従業員が布団や枕のカバーを取り換えて掃除機をかけるなど基本の清掃を入念に行い、今できる対策に注力しています。 日名子健太郎代表: 「トコジラミが出ると怖いからホテルを利用するのはやめておこうとなる。実は部屋だけの問題だったのに、ホテル全体のことにもなりかねない。宿泊施設として情報発信はしっかりしていかなければならない」 トコジラミはベッドマットの端や木枠など狭い場所に生息。1日に卵を数個うみます。厚労省はトコジラミを発見した場合、専門業者に相談してほしいとしています。コロナ禍前のような人の行き来が戻る中、“トコジラミを持ち込まない”ということが最も大切です。
大分放送