<チ。 -地球の運動について->原作の言葉の力をアニメで表現 “第2の主役”星空の美しさの秘密
アニメを制作する上では、星空にかなり力を入れており、「当初は、3Dで箱庭的なものを作って、その星空を使おうかとも思っていたのですが、美術さんが想像以上にかなり良いものをあげていただいたので、これでいけるのであればそうしようと。本当に美術さんが頑張っていただいています」と語る。座標までリアルに近い星空を表現しているからこそ、「チ。」の星空はあんなにも美しいのかもしれない。
原作の持つ言葉の力、星空の美しさ、見る者を引きつける“間”をアニメで表現するべく、日々制作スタッフは「チ。」と向き合っているという。マッドハウスは「チ。」以外にも数々の名作を世に送り出してきた。最後にマッドハウスの魅力を聞いた。
「プロデューサーそれぞれが独立愚連隊のようなところがあって、今回の『チ。』であれば、僕自身が手に取って面白いと思ったから手掛けるというように、プロデューサーがやりたいと思う作品を責任を持って手掛けている。そういう意味では、多ジャンルの作品をしっかりと手掛けられるのが強みとしてあるのかもしれません。プロデューサーとしては、いろいろなものに挑戦できる。『チ。』は、自分がいままでやってた中で一番毛色の違う作品ではあるのですが、やってみようと挑戦できたことが、結果よかったなと思いますね」
スタッフ、キャスト、マッドハウスが挑むアニメ「チ。」。今後、地動説に命を懸ける人々のドラマが、アニメでどのように表現されるのか、見逃せない。