トランプ氏の勝利後、米ドル/円「1ドル156円」まで円安も…3年連続で「年末にかけての米ドル安・円高」の現実味【国際金融アナリストが考察】
12/2~12/6の予想=米雇用統計発表などに注目
先週の米ドル/円は、テクニカルに重要な分岐点の可能性がある200日MAの152円や120日MAの151円を割り込むと一段安となりました。その意味では、今週は反発してもこれらの水準を大きく上回るのは難しい可能性があります。 今週は12月の第1週ということで、雇用統計など注目度の高い米経済指標発表が多く予定されています。特に雇用統計の結果は、12月FOMCで3回連続利下げになるかを考えるうえで重要な手掛かりになりそうです。3回連続利下げの可能性があるなら、それを手掛かりに米金利は低下が続くことも考えられます。 以上を踏まえると、今週の米ドル/円の予想レンジは、147~152円で想定します。 吉田 恒 マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティFX学長 ※本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は筆者の個人的な見解を示したものであり、筆者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、筆者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。
吉田 恒
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