日本の攻守を整えた守田英正、後半AT弾の久保をもみくちゃ祝福「ちょっと遅かったんで」
[9.5 W杯最終予選 日本 7-0 中国 埼玉] 主将・遠藤航がピッチを下がると、キャプテンマークを代わりに巻いた。MF守田英正(スポルティング)はフル出場で勝利に貢献。後半アディショナルタイムにチーム7点目を決めた久保建英に対し、味方がハイタッチで喜びの輪を作るなか、守田は久保の頭をもみくちゃにして手荒く祝福。「ちょっと遅かったんで(笑)」と冗談めかしながら仲間を称えていた。 【写真】どこのユニ? 本田翼さんのサッカーコーデに「可愛すぎやろ!」「透明感がすごい」 中盤で攻守を整えた。守田は3-4-2-1の2ボランチとしてプレー。だが、前半途中から2シャドーと同じ位置まで上がりながら、より攻撃的に動き始めた。前半32分の決定機では、守田がゴール前まで詰めるも、惜しくも相手GKがゴールラインでボールを阻んだ。同43分にはMF三笘薫の左サイドからのクロスに、ニアサイドで合わせるプレー。直後には三笘がチーム2点目を挙げるが、そのときもゴール付近でボールが入るところを見届けていたのは守田だった。 守田は相手の様子をうかがいながら、自らの動き方に変化をつけていたと試合後に明かした。 「最初は(CB)3枚と(ボランチ)2枚で、僕と(遠藤)航くんで(相手を)引き込んで、シャドーをうまく真ん中で受けさせるという狙いを持っていた。だけど、正直バックにプレスがかからなくて。ずっとマチ(DF町田浩樹)がフリーで受けられちゃうので、引き込んでも相手がついてこないので。結局前に行けてしまうというのがあった。でも、前に突っ立っててもバランスはいいけど、ボールが入ったときに窮屈になるよなとか、なんか色々考えながらやっていました」 90分フル出場で勝利を見届けた。それでも大量7得点に満点をつける様子はない。記者からの質問には考えながら「ちょっと見てみないとわからないですね」と思案を続けていた。改めて映像で自身のプレーを見直すつもりであることを明かしながら、さらなるチームの向上に意欲をのぞかせていた。