J1福岡のサポーター団体が異例の抗議 過去にパワハラ騒動の金明輝氏の新監督就任報道受け
J1福岡の来季新監督として、同FC町田ゼルビアの金明輝(キン・ミョンヒ)ヘッドコーチ(43)が最有力となっているとの報道を受け、福岡のサポーター団体「ウルトラオブリ」が6日までにX(旧ツイッター)を更新。「後任監督人事の報道について」と題した文書を掲載し、異例の抗議を行った。 ウルトラオブリは「一部マスメディアにて報道されておりますアビスパ福岡の後任監督候補につきまして、我々ウルトラオブリはクラブに対して慎重な判断を求めます」として声明を発表。 「前提として、我々はこれからもクラブを支えるという想いが揺らぐ事はありません。それはアビスパ福岡は我々の人生の一部であり、我々の生活において無くてはならない唯一無二の存在だからです。ただ、現在報道されている監督人事に対しては疑問を抱かざるをえません。アビスパ福岡のスローガンは「感動と勝ちにこだわる」であり、基本理念には「子ども達に夢と感動を地域に誇りと活力を」といった文言があります」と指摘し、「これからもクラブの根幹である理念を大事にし、アビスパ福岡を応援する全てのステークホルダーが胸を張って後押しができるクラブであって欲しいと切に願います」と求めた。 金氏を巡っては鳥栖の監督を務めていた2021年12月に退任後、指導時に選手やスタッフへの行き過ぎたパワーハラスメント行為があったと認定された。これを受け、指導者ライセンスがS級からA級に降格。その後、社会奉仕活動への参加などを経て22年から町田HCに就任した。