BMWが欧州で2シリーズクーペの改良を発表、M2クーぺは20psアップし最高出力480psに
2シリーズクーペはMスポーツパッケージを全車標準装備
2024年6月13日(現地時間)、BMW AGは欧州で2シリーズクーぺおよびM2クーぺの大幅改良を発表した。 2024年8月から段階的に生産が開始され、世界中で販売が開始される。 【写真はこちら】Mスポーツサスペンションが装備されることにより、ダイナミックな走りも実現(全32枚) 2シリーズクーペは、1966年に登場した「02シリーズ」の系譜を受け継ぐ、プレミアム2ドアコンパクトクーペモデル。前輪駆動の2シリーズ グランクーぺ/2シリーズ アクティブツアラーとは一線を画し、現行型(日本では2022年2月に登場)はこのクラスで後輪駆動を採用する貴重な存在となっている。 前50:後50の理想的な重量配分を実現するプロポーション、俊敏なハンドリング性能を実現するワイドなフェンダーワークが、個性的でスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。 今回の大幅改良では、内外装に手が加えられたほか、M スポーツパッケージが全車に標準装備され、よりスポーティなデザインとなった。またMスポーツサスペンションが装備されることにより、ダイナミックな走りも実現している。 ボデイカラーはファイアレッドメタリックとスカイスクレイパーグレーを加えて、メタリック2色のソリッドと7色のメタリックを用意。M240i xDrive クーペ専用にザントフォールトブルーのソリッド塗装仕上げも設定されている。 インテリアはBMWオペレーティング システム 8.5をベースとしたQuickSelect採用により、デジタル化がさらに進められ、12.3インチの情報ディスプレイと 14.9 インチのコントロールディスプレイ、新デザインのM レザーステアリングホイールが装備される。
パワーアップされ、さらに扱いやすくなったM2クーぺ
今回の改良で注目されるのは、M2クーぺの大幅な進化。M2クーぺはBMW M社が開発したハイパフォーマンスモデルだが、その3L直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最高出力が20ps向上し480psに到達。600Nmという最大トルクは、2650rpmから6130rpmの広い回転域で発揮される。 また、M セットアップ メニューから選択できるすべてのドライブ モードのアクセル マッピングと応答がさらに進化。8速AT仕様ではシフト特性も変更できる。なお、トランスミッションは8速ATに加え、ギアシフトアシスタントを備えた6速マニュアルも用意される。 エクステリアはレーシングカースタイルのディフューザー、ブラックのテールパイプ、ジェットブラック仕上げのM軽合金ホイールを装備。オプションでMカーボンルーフを注文することもできる。 ボディカラーは新たに「サンパウロイエロー」、「ファイアレッドメタリック」、「ポルティマオブルーメタリック」、「スカイスクレイパーグレーメタリック」などが選べるようになった。 新型2シリーズクーぺ、M2クーぺは2024年8月から段階的に生産が開始され、世界中で販売が開始される予定だが、日本導入時期は明らかになっていない。 【BMW M2クーぺ 主要諸元】 ●全長×全幅×全高:4580×1887×1403mm ●ホイールベース:2747mm ●車両重量:1730kg *8速AT ●エンジン:直6 DOHCツインターボ ●総排気量:2993cc ●最高出力:353kW(480ps)/6250rpm ●最大トルク:600Nm/2650~6130rpm ●トランスミッション:8速AT(6速MT) ●駆動方式:FR ●タイヤサイズ:前275/35ZR19、後285/30ZR20 ●0-100km/h加速:4.0秒(4.3秒) ●最高速:285km/h ※EU準拠
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