車の一時停止率、過去最高の64.3% 信号機ない横断歩道でJAF三重支部調査
JAF(日本自動車連盟)三重支部は8日、県内で信号機のない横断歩道を歩行者が横断する際、一時停止する車の割合が64・3%だったと発表した。前年から13・0ポイント増加し、過去最高を更新。全国平均を11・3ポイント上回った。 同支部によると、調査は8月、各都道府県ごとに2カ所の横断歩道で実施。JAFの職員が各横断歩道を50回横断し、自家用車の停止率を調べた。 県内の停止率は県ごとに調査結果が公表されるようになった平成30年以降、6年連続の増加。都道府県別では14番目に高く、全国の停止率は前年比7・9ポイント増の53・0%だった。 同支部の担当者は「いまだに3割以上が一時停止をしていない。横断歩道では歩行者優先を心がけ、歩行者も手を挙げるなどして横断する意思を示してほしい」と呼びかけている。 県警交通企画課の原晋也交通安全対策室長は、「横断歩道を横断しようとする歩行者がいるとき、車には一時停止の義務がある。交通ルールを必ず守り、事故を防止してほしい」と話した。