ジョーダン・ヘンダーソンが再び移籍? アヤックスからわずか半年で退団する可能性
名門の惨憺たるシーズン
ジョーダン・ヘンダーソンは今夏、アヤックスを去る可能性がある。リヴァプールの元キャプテンであるヘンダーソンは、2023年にサウジアラビアのプロリーグに所属するアル・イテファクへ移籍した。しかしその契約をわずか半年で解消し、その後、オランダの名門であるアヤックスと2026年6月までの2年半の契約を結んだ。 エールディヴィジ第32節のフォレンダム戦ではアシストを記録しチームの勝利に貢献したヘンダーソンだが、『The Athletic』によればアヤックスでのプレイはあと2試合だけとなる可能性が浮上しているという。 というのも、アヤックスは今季のリーグ戦で、チャンピオンズリーグ出場圏外の5位に沈んでおり、ヨーロッパリーグ出場圏外の6位からもわずか勝点2差となっている。そのため、ヨーロッパで戦うことで得られる賞金が入らない可能性が生じており、そうなった場合、予算の帳尻を合わせるために選手を売らなければならないかもしれないからだ。 ヘンダーソンの他に元トッテナム・ホットスパーのウインガーであるステーフェン・ベルフワインなどが売却の可能性にあるという。両選手ともクラブとして戦力として売却したいと考えているわけではないが、ヘンダーソンの週給は最大で11万ポンド、ベルフワインは週給7万6,000ポンドと報じられており、その高給がクラブにとってネックとなっているようだ。 エールディヴィジで5位に入ればヨーロッパリーグの出場権を獲得できるが、アヤックスにとって5位以下という成績は1999年以来のもので、2017-18年シーズンから2021-22年シーズンにかけてリーグ優勝を3度果たしたエリック・テン・ハーグ監督時代から見れば今季は惨憺たるシーズンと言える。 ヘンダーソンをアヤックスに残留させるためにも、クラブはなんとしてでも5位の成績を死守してヨーロッパリーグに出場したいところだ。
構成/ザ・ワールド編集部