マン・Uがリベンジ達成でFAカップ制覇! 10代の2発で宿敵シティとのダービー制し8年ぶりの戴冠&来季EL出場権獲得!
FAカップ決勝、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが25日にウェンブリー・スタジアムで開催され、2-1で勝利したユナイテッドが2015-16シーズン以来13度目の優勝を飾った。 【動画】10代ガルナチョ&メイヌーが優勝導く2発! 2年連続で同じ顔合わせとなったマンチェスター・ダービーでのファイナル。前回大会では2-1で勝利したシティが、4季ぶり7度目の優勝を成し遂げた。 そのシティは今季、プレミアリーグで前人未踏の4連覇を達成。同大会の連覇で国内2冠を狙う。対するユナイテッドはリーグ戦ではクラブ史上ワーストとなる8位で終了。2015-16シーズン以来の戴冠と共に来季のヨーロッパ・リーグ(EL)出場権の獲得を目指す。 今季のリーグ戦ではシティがダブル。対照的なシーズンを過ごした両者の一戦は、開始からマーカス・ラッシュフォードが1本のパスで抜け出してユナイテッドがいきなり会場を沸かせたかと思えば、そのカウンターからシティがクロスでゴールに迫り、激戦を予感させる。 序盤から前線からのプレスで圧力をかけるユナイテッドは9分、左サイドでのパス回しからスコット・マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデスとつなぎ、アレハンドロ・ガルナチョがボックス右からシュートを放つも、ここはGKシュテファン・オルテガに正面でキャッチされる。 時間の経過とともにボール保持率を高めるシティと引いて構えるユナイテッドの構図に。すると、奪ってからシンプルに相手の背後を狙うユナイテッドが王者の隙を突く。30分、相手のパスミスを奪った流れから、ディオゴ・ダロトが前線へロングボールを供給。グヴァルディオルが頭で下げたボールが飛び出していたGKオルテガの頭上を通過。並走していたガルナチョが押し込んだ。 先制に成功したユナイテッドはさらに39分、ラッシュフォードのサイドチェンジを受けたガルナチョがボックス右外から中央へパス。走り込んだブルーノ・フェルナンデスがワンタッチでボックス左に送り、最後はコビー・メイヌーが右足でゴール右へと流し込んだ。 2点のリードを許したシティは後半開始から2枚替え。ナタン・アケ、マテオ・コヴァチッチに代えてマヌエル・アカンジ、ジェレミー・ドクを投入して反撃を試みる。 そのドグにボールを集めて左サイドから攻撃を組み立てるシティに対してはアーロン・ワン=ビサカらがしっかりと対応。それでも55分にはドグの仕掛けからファーサイドのハーランドが左足で合わせるも、クロスバーを叩いた。 まず1点を返したいシティは57分、ケヴィン・デ・ブライネを下げてフリアン・アルバレスを投入。ジョゼップ・グアルディオラ監督が積極的に交代カードを切ると、59分にはカイル・ウォーカーが強烈なミドルシュート、61分にはアルバレスがボックス内からシュートを放つも、どちらもゴールネットを揺らすことはできない。 ゴールには至らないものの、途中投入の選手によってエリア内での決定機を増やすシティ。64分にはフィル・フォーデンのスルーパスに抜け出したアルバレスがボックス内に侵攻するも、シュートはわずかにゴール左外へと外れる。 そのまま終盤に突入した87分、シティがついに反撃の狼煙を上げる。フォーデンからパスを受けたドクがボックス左手前からカットインシュート。これがGKアンドレ・オナナの手を弾いてゴール左に吸い込まれた。 1点差に詰め寄ったシティはそのまま猛攻を継続。しかし、ユナイテッドが1点のリードを最後まで守り切り、試合終了。 2-1でシティに競り勝ったユナイテッドが昨年のリベンジを果たし、2015-16シーズン以来13度目の優勝。さらに来シーズンのEL出場権も獲得した。 ■試合結果 マンチェスター・C 1-2 マンチェスター・U ■得点者 マンチェスター・シティ:ジェレミー・ドク(87分) マンチェスター・ユナイテッド:アレハンドロ・ガルナチョ(30分)、コビー・メイヌー(39分)