【ボクシング】井上尚弥幼なじみ元Jリーガー山口聖矢「刺激を受けて興奮」新人王初戦へ計量パス
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31)の幼なじみとなる元Jリーガー山口聖矢(30=ともに大橋)が全日本ライト級新人王制覇を目指して出陣する。16日に東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル116大会に出場。同級新人王初戦で鈴木将斗(21=本多)との同級4回戦に臨む。15日には都内で前日計量に臨み、リミット(61・2キロ)よりも300グラム少ない60・9キロでクリア。鈴木も200グラム少ない61・0キロでパスした。 【写真】対戦相手の鈴木将斗(左)とフェースオフする山口聖矢 昨年8月の加藤蓮(岐阜ヨコゼキ)とのボクシング転向初戦では右ストレートで倒し、1回TKOデビューを飾っていた。約9カ月ぶりのデビュー2戦目となる。山口は「ジャブとワンツーは徹底的にやってきた。明日はそこを見ていただければと思う。相手の研究はしていない。やってみてどう感じるかだと思う。ジャブでワンツーが当たれば倒れるのではないかと」と平常心を貫いた。 一緒の時間帯でトレーニングすることが多い井上からも普段の練習の時に「ジャブとワンツーを極めれば結果についてくるし、ある程度、上に行けるよ」とアドバイスされている。6日、井上が東京ドームで臨んだルイス・ネリ(メキシコ)との防衛戦は、井上の入場時にWBOベルトを持って花道を歩いてサポート。「1番身近な存在だし、刺激を受けて興奮しました」と触発されている。 もちろん今年の目標は全日本新人王獲得だ。山口は「全日本新人王はボクシングを始めた時からの目標だった。トレーナーだったり、井上家に感謝の意味、恩返しを込めて狙いたい」と気持ちを高揚させていた。