高速道路無料化は2115年! 「ドラえもん誕生」からたった3年後に実現か? こんなこと約束できたらいいな♪
避けられぬ老朽化問題
高速道路は誕生から50年以上がたち、現在新たな深刻な問題が浮上している。それが、高速道路の老朽化だ。高速道路は毎日休むことなく稼働しているため、路面や施設が年々劣化し、修繕や改築が必要となっている。 老朽化は各路線で進行しており、特に古く開通した路線では、工事の回数や期間が増えてきている。近年では、NEXCOが事前に工事の区間や期間を発表し、利用者に迂回や利用時間帯の変更を案内している。 老朽化による工事費用は予想以上に高額で、2022年12月には、 ・首都高:約3000億円 ・NEXCO:約1兆円 の追加費用が必要だと発表された。このような老朽化問題も、高速道路無料化延長の一因となっているが、既存の高速道路を安全に利用し続けるためには避けられない課題である。
期限延長の先に待つ現実
これまで書いてきたように、無料化は厳しい現状にあるといわざるを得ない。しかし、もともと決めた政策を先延ばしにするわけにはいかない。今後は、さまざまな角度からの検討や方針が求められる。例えば、 ・有料制度の見直し ・永久有料化 などが考えられる。現在の利用者がより高速道路を使いやすくするために、そして未来につなげるために、適切な政策が必要だ。 これまで、高速道路の無料化は期限延長を繰り返してきたが、今後はしっかりとした議論を行い、より良い高速道路事業が展開されることを期待したい。
都野塚也(ドライブライター)