「少ない量でも感染してしまう厄介なウイルス」ノロウイルス 小学校で集団感染か 医師に聞く注意点
テレビ山梨
児童ら96人がノロウイルスとみられる感染性胃腸炎に集団感染した山梨県笛吹市の小学校はきょう13日、通常授業となりました。 【写真を見る】「少ない量でも感染してしまう厄介なウイルス」ノロウイルス 小学校で集団感染か 医師に聞く注意点 感染経路は分かっておらず、専門家は「手洗い」が一番の対策と指摘しています。 笛吹市の御坂西小学校では児童と教員あわせて96人に下痢や嘔吐などの症状が相次ぎ、峡東保健所はノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎に集団感染したと発表し、きのう12日は学校閉鎖となりました。 重症者はおらず、きょうは通常授業になりましたが、感染経路はわかっていません。 山梨大学医学部附属病院 井上修医師: 「ノロウイルスはものすごく少ない量でも感染してしまう。集団感染しやすいウイルスという特徴もある、厄介なウイルス」 ノロウイルスは例年この時期から急増し、春先にかけて流行します。 感染症に詳しい山梨大学医学部附属病院の井上修医師は感染経路になりやすいのが食事やトイレで、手洗いの徹底が有効な対策としています。 山梨大学医学部附属病院 井上修医師: 「食事の前、調理をする前、トイレのあと、ポイントでしっかり(手洗いを)やる」 「色々な人が手を触れる場所は定期的にきれいにする。そういったことが対策の中心になる」 現在ノロウイルスに効くワクチンや薬はなく、井上医師は感染しないために事前の対策の徹底を求めています。
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