福岡商工会議所の谷川浩道会頭「価格転嫁が進むよう対策を講じていく」…新年祝賀会で原材料高巡り
福岡商工会議所は7日、福岡市のホテルで新年祝賀会を開き、地元財界関係者ら約1000人が出席した。谷川浩道会頭(西日本シティ銀行会長)は、原材料高に苦しんでいる中小企業が多いとして、「今年の第一の課題として、価格転嫁が進むよう対策を講じていく」とあいさつした。 【写真】福証で大発会、ドラを鳴らして新年の取引開始を祝う長理事長ら(6日)
谷川会頭は、中小企業にとっては円安がマイナス要因となり、輸入する原材料の価格が上昇している上、価格転嫁がまだ十分に進んでいないと指摘。大企業側に取引を適正化するよう求めていく考えを示した。
また、恒例となっている今年の言葉も披露し、「凛」を選んだと説明した。昨年の自動車メーカーによる認証不正や政治資金を巡る問題などを挙げ、「今こそ凜とした姿勢が求められる。この精神を胸に刻み、時代を切り開いていきましょう」と訴えた。