「情けないけど、ローンで買いました…」40代ママの涙。冬服7万、夏服5万、体操服を合わせると年間15万円也!「中学の制服」が値上がりしている「ヤバすぎる理由」
しかし、多美さんの学区ではまだそのような「制服改革」は兆候すら見られない......。
「物価高騰もあるのに、この金額は本当にキツい! 私の月収の2か月分ですから」多美さんの夫は個人事業主である。その健康保険料の額はハンパでないという。 「年金や各種税金をあわせると持っていかれる方が多いような感じで悲しくなります。まさに五公五民! これだけ働き甲斐のない時代って、初めて経験してると夫も泣き言を言っています」 このように家計が厳しい状況で、としごの子供、2人続けての制服への高額課金はつらい。 「うちの周りにはリユースショップがなくて、誰かお下がりをくださる方を探していますが、息子はとても身長が高いので、なかなかマッチングが難しそうです......」 息子さんの制服購入時期が迫るなか、実は多美さんは、一足先に中学生になった娘さんの制服の支払いをまだ終えていない。 「お恥ずかしい話、15万一括がどうしてもキツくて分割で支払ってきたんです。あと2回ほどでやっと終わりますが、終わったらリレーのように息子の制服購入が待ち構えています」 大変な思いをして購入した子供の制服だが、娘さんが入学して半年以上が経ったいま、「ここまで高額な制服、必要ないんじゃない?」と強く問いたくなるデータがある、と多美さんは言う。 記事後編では、中1の多美さんの娘さんがこの夏、夏服の袖に腕を通した驚愕の回数など、いかに 「制服を必要としなかったか」の実態についてお伝えする。 取材/文 中小林亜紀 PHOTO:GettyImages
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