フリッツが2年ぶり3度目の優勝に王手、パーセルはシングルスで初のツアー決勝進出 [ATPイーストボーン/テニス]
フリッツが2年ぶり3度目の優勝に王手、パーセルはシングルスで初のツアー決勝進出 [ATPイーストボーン/テニス]
ATPツアー公式戦「ロスシー国際」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月24~29日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)に7-6(5) 7-6(4)で競り勝ち2年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。 ~ロスシー国際で2年ぶり3度目の優勝に王手をかけたトップシードのフリッツ選手~ 48回あったファーストサーブで2ポイントしか落とさなかったフリッツは自分のサービスゲームをすべてキープし、5つのブレークチャンスをひとつも取ることはできなかったが前の試合に続いて2つのタイブレークを制して1時間47分で勝利を決めた。 「ブレークするチャンスがたくさんあったのに生かすことができなかった。1つか2つはもっとうまくできたかもしれないけど、ほとんどは彼(ブキッチ)がいいプレーをしたから仕方ない。タイブレークで辛うじて勝つというのはいい気分ではないけど、勝つ方法を見つけているというのは大きな自信になるよ」とフリッツは試合後のオンコートインタビューで語った。 「調子はいいけど、昨日と今日の4分の3は風が強すぎて判断材料にはならない。今日は最後に風が弱まって少しリズムを掴み始めたけどね。少なくとのサービスはいいし、ブレークチャンスも掴んでいる。あとはそれをものにするだけだ」 2019年&22年大会チャンピオンのフリッツは今季3度目の決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したビリー・ハリス(イギリス)を6-4 4-6 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のマックス・パーセル(オーストラリア)と対戦する。 パーセルはダブルスで2022ウイブルドンを含むツアー7勝を挙げているが、シングルスでは初のツアー決勝進出となる。 ダブルスは決勝が行われ、第4シードのニール・スクプスキー(イギリス)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)が第3シードのマシュー・エブデン/ジョン・ピアース(ともにオーストラリア)に4-6 7-6(2) [11-9]で競り勝ち前週のロンドンに続くコンビ2勝目を挙げた。
テニスマガジン編集部