「すべて彼のおかげだ」大谷翔平が野球を救った!? 米メディアが変化に注目「MLBの衰退は周知の事実だったが…」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、同球団に4年ぶり8度目のワールドシリーズ優勝をもたらしただけでなく、MLBにも大きな恩恵をもたらしたようだ。同選手が野球を救ったと、米メディア『TWSN』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 大谷はロサンゼルス・エンゼルス在籍時から二刀流スターとして話題を集める選手となっているが、ドジャースに移った今季は一際目立つ存在となり、話題だけでなく驚異的な経済効果も生み出した。特にワールドシリーズの各試合を日本人が平均1210万人視聴し、第2戦で1590万人という史上最高記録を樹立したことは、MLBの人気に火をつけるきっかけとなっている。 実際、大谷が台頭するまでのMLBは人気が低迷していた。同メディアは「MLBが徐々に衰退しつつあることは周知の事実だ。視聴率の低下、地元チームの試合を放送するBallyなどのテレビ局が破産申請、試合をよりエキサイティングにするためにルール変更などが行われた。しかし、これだけでは限界がある」と報じ、MLBに様々な困難があったことを明かしている。 そんな中、大谷が日本人ファンや日本のメディア、日本のスポンサーなどを引き寄せる役割を果たし、今では大谷を中心に野球の話題が提供される状況となった。それはデータにも表れており「ドジャースとヤンキースのワールドシリーズ対決の世界平均視聴者数は、1試合あたり3000万人を超えた。2023年のワールドシリーズの平均視聴者数がわずか1430万人だったことを考えると、2024年は2倍以上に増えている。それはすべて大谷のおかげだ」と、同メディアは伝えている。
ベースボールチャンネル編集部