神奈川県・黒岩知事が定例会見4月15日(全文3)身をかがめて耐え忍ぶしかない
県民からどういう問い合わせが来ているのか
日本テレビ:もう1点知事にお伺いしたいんですけれども、県民から休業補償に関するものであったりとか、うちの店が対象になるのかっていう問い合わせがすごい多いというのは今まさにあった話だと思うんですけれども、それ以外に一般の県民が求めているコロナの非常事態宣言を受けて影響が出ていますけども、一般の県民がどういうものを求めているかとか、どういう声が県民から問い合わせが来ていますでしょうか。 黒岩:問い合わせをいちいち私、把握しているわけじゃないです。もうとにかくやることを一生懸命やるという全力を挙げているところでありますから。だからとにかく皆さん大変お困りだろうなというふうに思っております。これだけ全ての経済活動を止めているわけですからね。そうするとまさに来月、自分が仕事できるのかどうなのか、お店を続けられるのかどうなのか。それは切実な思いだと思いますね。そんな方はいっぱいいらっしゃると思いますね。フリーランスで働いてらっしゃった方っていうのは、突然のごとく収入がゼロになってる方ってたくさんいらっしゃるんですよね。 ですからそういったまさに究極のところにいきなり追い込まれている人たちがたくさん出ているというこの状況ですね。これを、なんとか自分たちでできることはないかといったところで、さまざまな手を打っているわけであります。
1つトンネルを抜けると明るい兆しも出るだろう
それと同時にやっぱり一番これも重大だけれども、要するに感染爆発を止めなきゃいけない。そしてこの難局を早く収束させなきゃいけない。これを同時にやらなきゃいけないんですよね。ですから、外出自粛を強く要請しているのはそれですね、まずはね。ですから今はとにかく苦しいですけど、外出しないでじっとしてください。そしたらば1カ月後には収束の方向に向かって動きだしますという。これを信じてやりましょうという。まずはこれをやると、1つのトンネルを抜けるとまたそこから明るい兆しも出てくるだろうと、いろんな手も打てるだろうと。 今はとにかくもうぐっと身をかがめて耐え忍ぶしかないです。この思いを共通しましょうということを集中的に申し上げているという中で、できることは何かという中で、例えばだからきのうの自粛要請をした中で東京都と比べたらなんだ、これっぽっちかっていう感じになったかもしれないけども、しかし県としてできる限りのことぎりぎりのところまでわれわれも苦しんで悩んで出した協力金の姿でありました。とても足りないということは十分分かってますけども、しかしなんとかしてこれによって生き延びてくださいということのメッセージというふうに受け止めていただきたいというふうにも思いますね。 それとともにさっき言った臨時雇用といったもの。これはもう県として即座にやれることでありましたから、そういったことも圧倒的なスピードの中でご提示できたといったこと、まだまだやれることがあったらこれからも必死で考えてスピード感を持ってやっていきたいというふうに思っています。 日本テレビ:ありがとうございます。
47都道府県で神奈川県だけが最新情報を把握できない
時事通信:ありがとうございます。先ほどの質問とかぶるんですけど、新型コロナの最新の状況なんですけども、47都道府県があって県が最新の情報を把握できない、できていないのは神奈川県だけで、46都道府県は全部数字分かるんですね。そこら辺、なぜ先ほど言われましたけど、なんとか対応できないものかっていうのをちょっとコメントをいただければと思います。 黒岩:それはどういうことですか。神奈川だけ状況を把握できないって。 【書き起こし】神奈川県・黒岩知事が定例会見4月15日 全文4に続く