神奈川県・黒岩知事が定例会見4月15日(全文3)身をかがめて耐え忍ぶしかない
この状態はいつ解消されるのか
東京新聞:その説明も結構前から聞いていて、県民にきちんとやっぱり情報を伝えた上で外出自粛などを行うべきだと思うんですけれども、いつこの状態は解消されるんでしょうか。 黒岩:これは実際非常に悩ましい問題なんですね。この仕組みはこうなっていて、本来、県が統一的にやっていきたいという形でやっているんですけども、さっき申し上げた保健所ごとに分かれている。政令市、そして保健所を設置しているというので分かれていて、これまで平時はその中である種、完結しているような形で動いてきた。その壁がなかなか今も突破できないでいるというのが正直なところ現状なんですね。 ですからわれわれ自身が実は県ですぐそばにいるんだけれども、その情報は一気に把握するのが非常に時間が掛かってくるという課題がありますので、これは前からこの問題はなんとかしなきゃいけない、これをしっかりと政令市なんかとも話をしながらやっていかなきゃいけない大きな課題だというふうに認識をしています。 東京新聞:愛知県や大阪府などはもっと情報を出していると思いますので神奈川県でもできると思うので、ぜひお願いします。 黒岩:はい、分かりました。
対策なしで41万人が亡くなるとの試算をどう受け止めるか
TBS:TBSの【ヒグチ 00:38:25】と申しますが、今朝、厚労省のクラスター班の専門家の方が、何も人と人との接触を減らすとか、そういう対策を取らなかった場合に、41万人余りの方が国内で亡くなられてしまうという試算が出されたんですけれども、これについて知事の受け止めと、あらためて呼び掛けみたいなことがありましたら教えてください。 黒岩:やはりあらためて、この今起きていることの重大さですね。41万人も42万人も亡くなるなんていうのはもう考えるだけでも恐ろしいことであります。しかしそれは前提があって、何もしなければといったことですね。それを防ぐためには、やっぱり人と人の接触を減らすと、なくすと、8割減らすといったこと、これがとても大事なことだといったことの強烈なメッセージだったというふうに受け止めています。ですからこういったメッセージといったものをしっかりとあらためてわれわれも県民の皆さまに強い思いを持ってお伝えしていきたい。あらためてそう思ったところです。