注目は遠藤憲一の“涙目”!? 三谷幸喜が約5年ぶりとなる映画監督作品「スオミの話をしよう」の見どころを語る
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。9月18日(水)の放送では、ゲストに脚本家の三谷幸喜(みたに・こうき)さんを迎え、三谷さんが脚本・監督をつとめている現在公開中の映画「スオミの話をしよう」について伺いました。
◆演劇みたいな映画が作ってみたかった
三谷さんにとって「記憶にございません!」以来、約5年ぶりとなる新作映画「スオミの話をしよう」は、突如行方不明になった長澤まさみさん演じる“スオミ”の過去を知る5人の夫たちが集まり、スオミに関して議論していく物語です。 作品を鑑賞したれなちは「物語の3分の2ぐらいが、坂東彌十郎さん演じる(スオミの)現夫の豪邸のなかで繰り広げられますが、それが舞台っぽいなと感じました」と伝えると、三谷さんは「僕はもともと演劇の人間なので、お芝居・演劇みたいな映画を作ってみたかったんです」と語ります。 続けて、「舞台は1ヵ月稽古をして本番を1ヵ月間おこなうけれども、千秋楽近くになると、俳優さんと役が一体化してきてすごいんですよ。(演技に)なんの嘘もないというか、役者さんがみんな、その瞬間を生きているように見えくる。そんな演技空間を映像で観たいなと思って。だから、今回はリハーサルもたっぷりやらせてもらったし、ほぼ1つのセットで舞台のように長回しで撮っているので、“お芝居と映像のいいとこどり”みたいな感じになっていると思います」と自信をのぞかせます。 ちなみに、YouTubeチャンネルの「東宝MOVIEチャンネル」では「三谷幸喜が山崎怜奈を案内!映画『スオミの話をしよう』セットツアー」がアップされています。こちらは、映画の撮影を終えて取り壊す前に、三谷さんがセットのこだわったところを紹介する動画になっていますが、この動画の相方として、三谷さんはれなちを抜擢。 その理由を伺うと「僕1人だと息切れしちゃうので、頭の回転が早く、口がよく回っておしゃべりな方がいたほうがいいなと思って」と明かします。そして、この起用は正解だったと言い、「山崎さんは(映画が)どんな話かも知らないまま(撮影現場に)連れてこられている状況だったから、普通は『このセットはどうですか?』みたいなことを言われても混乱すると思うんだけど、ちゃんと会話を仕切ってくれるし、僕が聞いてほしいことを聞いてくれて、僕が質問したら、答えてほしいことを答えてくれる。山崎さんにお願いして本当に良かった」と感謝していました。