毎年開花を楽しむ「宿根草ガーデニング」オシャレ&手間いらずの庭がかなう【一覧表:多年草との違いも解説】
植物にはさまざまな特徴がありますが、その特徴がわかっていれば、世話をするときに役立つことがあります。 【一覧表】一年草・多年草・宿根草の違いとは? アスチルベ、ムスカリ、ホリホックなど「毎年開花が楽しめる宿根草」写真で紹介 とくに多年草や宿根草は、翌年以降も開花する植物。その性質を知らずに育てていると、「枯れてしまった…」と勘違いしてしまうことも。 そこで今回は毎年開花が楽しめる、オシャレな「宿根草」について参考価格とともに紹介します。多年草との違いもお伝えするので、さっそくみていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
宿根草と多年草の違い【一覧表付き】
●多年草 発芽から種ができるまでのサイクルが、ワンシーズンで完結するのが一年草です。春の定番花「パンジー」「ビオラ」は一年草に分類されます。開花が終われば、種を残して枯れていきます。 一方、開花が終わっても生長を続ける植物は「多年草」に分類されます。翌年以降も同じように開花が楽しめ、品種にもよりますが、何年も生長し続けます。 多年草には常緑性と落葉性がありますが、素朴で可憐な花を咲かせる花が多く、ナチュラルガーデンやイングリッシュガーデンに、よく植えられています。 ●宿根草 多年草のなかでも、とくに落葉性の多年草のことを指して「宿根草」と呼ぶ場合があります。開花が終わると、地上部分の茎や葉が枯れてしまいますが、根は生きており、この状態で休眠します。 見た目が寂しくなりますが、根は生きているので、適度に水やりをしながら様子を見ましょう。生きている場合は、暖かくなると芽吹いてきます。
翌年も開花を楽しめる、オシャレな宿根草を紹介
●アスチルベ アスチルベは煙のようにフワフワした花穂がオシャレな宿根草です。開花は梅雨ですが、雨にも負けず、6月のガーデンを優しく彩ります。シェードガーデンでも育てることができます。※参考価格:600~1000円前後(3号ポット苗) ●ムスカリ 早春から開花するムスカリは、見た目がユニークで可愛い球根植物です。花はブドウの房のような形で、ブルーやパープル、ピンク、ホワイトの爽やかな色合いがオシャレです。 やや日当たりが悪くても、開花する丈夫な性質です。植えっぱなしでも分球しながら、毎年開花します。※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗) ●ホスタ(ギボウシ) リーフガーデンにおススメのホスタは、幅広の葉が存在感抜群の宿根草。日当たりが悪くても栽培が可能で、葉に縞の入る品種はシェードガーデンを明るい雰囲気に演出します。 冬は枯れてしまうので、ホスタの近くに常緑の植物などを植えると、庭が寂しくなるのを防いでくれます。※参考価格:600円前後(3号ポット苗)