フェラーリがルクレールと新たに複数年契約延長…本人は「フェラーリで選手権に勝ちたい」ワールドチャンピオンに意欲|F1
フェラーリF1チームは現地時間25日、チャールズ・ルクレールと複数年の契約延長に至ったと発表した。 契約年数の詳細までは明かされていないが、ルクレールはこれで2025年以降もフェラーリのマシンを駆る見通しとなる。 ルクレール本人は今回の契約を受けて「今後数シーズン、スクーデリア・フェラーリのレーシングスーツを着ることになる。これはとてもうれしいこと」と声明を発表している。 「フェラーリでレースすることは、3歳の頃からの夢だった。よくサンテにある友人のアパートの窓から、モナコGPを見ていたんだ。コーナーを曲がる赤い車にいつも注目していたんだよ。このチームは僕が2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加わって以来、自分にとって2番目の家族であり続けている。過去5年間、苦難を乗り越え、共に多くのことを達成してきた」 「しかし、最高の状態はまだ来ないと考えているし、さらなる進歩を果たして、すべてのレースで競争力を存分に発揮させたい。何より今シーズンの開幕が待ちきれないよ。僕の夢はフェラーリで選手権に勝つこと。これから数年間フェラーリと一緒に素晴らしい時間を過ごし、ファンを幸せにできると確信している」 フレディ・ヴァスール代表も「チャールズとスクーデリアとの絆は、ドライバーとチームという単なるドライバーを超えたものである」と述べ、モナコ人ドライバーとの新契約を喜んだ。 「チャールズは8年間フェラーリ・ファミリーの一員であり、その起源は彼が初めて跳ね馬に乗る前の時代にまで遡る」 「彼の価値観、私たちチームの価値観はそれぞれが絡み合っているため、このコラボレーションを継続させる方向性で同意するのは当然のことだった。私たちはチャールズに勝てるクルマを提供したいし、その決意も明確にある」 直近2シーズン、フェラーリはレッドブルを追うライバルチームの一角に。2023年ルクレールは5度のポールポジションを獲得するなど一発の速さを示した一方で、決勝レースでは未勝利に終わっている。 2024年にルクレールは巻き返すことができるのだろうか。これからも赤い跳ね馬の屋台骨を支えるエースとして、その重責はとても大きなものになる。
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