兵庫県高校駅伝2024【女子】須磨学園が2年連続26回目の優勝 濱本監督は3年生の頑張りを評価
兵庫県高校駅伝競走大会(男子第79回、女子第41回)は3日、丹波篠山市で行われ、女子は須磨学園が2年連続26回目の優勝を果たしました。 【写真】スタートのようす、1区から飛び出したのは須磨学園の2年生・池野絵莉選手 大会には、7つの地区から勝ち上がった30校が参加。大正ロマン館前をスタート、篠山鳳鳴高校グラウンドをゴールとする5区間、21.0975kmで争われました。 男子の10分後、10時20分にスタートした女子のレースは、須磨学園の2年生・池野絵莉選手が果敢に飛び出し、いきなり独走態勢に。1分以上の大差をつけて2区にタスキをつなぐと、2区以降もすべて区間賞を獲得し、他を圧倒。2位に3分以上の大差をつけてゴールしました。タイムは1時間10分19秒でした。 「笑顔で楽しくつなぐという思いで走った」というのは、須磨学園のアンカー・5区をつとめた種知里選手(3年)。全体としては「みんな調子よく走ることができた」と振り返り、「それぞれの課題を克服して全国の舞台で戦えるようにしていきたい」と、全国大会に向けて前を向いていました。また、昨年も都大路を経験した種選手は、「去年は緊張で思い通り走れなかった。今年はしっかり楽しんで走れるように、チームに貢献したい」と意気込みを述べていました。 レース後、須磨学園の濱本憲秀監督は「一年一年が勝負であって、一年一年、生徒たちは全国高校駅伝を目指して頑張っているので、2連覇ということで、心の中ではホッとしていますが、また次の目標、目的に向けて頑張りたい」と冷静にコメント。「新3年生がどれだけ粘ってくれるか、頑張ってくれるか、これが今年のチームのスタートでの目標、目的でした。そのなかで、4区を走った濱村(一咲)を中心にチームを盛り上げるなど、3年生が頑張ってくれた結果が、今日の形につながったのかなと考えています」と、最上級生の奮闘ぶりを称えていました。 昨年度の全国6位から、さらに順位を上げることが期待される須磨学園。濱本監督は「もう一段、もう二段と、ギアを上げていかないといけない。これが大きな課題。チームのまとまりや、お互いを信頼しあったりすることなど、心のタスキリレーをしっかりできるように。それが、心と体を動かすスポーツで大事なことかなと思います。その辺をしっかりとケアしていければと思います」と、都大路に向けて気を引き締めていました。 なお、女子のレースでは2位に西脇工、3位に加古川東が入り、以下、園田、長田、姫路西、東播磨、龍野、西宮東までの上位9校と、淡路地区最上位の淡路三原(28位)が、11月24日(日)に南あわじ市で行われる近畿大会の出場権を獲得しました。 【順位】 1須磨学園 2西脇工 3加古川東 4園田 5長田 6姫路西 7東播磨 8龍野 9西宮東 10県西宮 11兵庫 12姫路東 13神港学園 14明石 15姫路女学院 16小野 17加古川北 18市西宮 19明石北 20神戸 21明石清水 22夢野台 23琴丘 24須磨東 25八鹿 26北摂三田 27有馬 28淡路三原 29津名 30豊岡
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