楽天モバイル「最強シニアプログラム」は本当に最強か? 他社格安SIMと比較してみた!
最強シニアプログラム&最強家族プログラム適用料金を他社と比較してみよう!
楽天モバイルでは最強シニアプログラムで110ポイント、最強家族プログラムで110ポイント還元されるので、Rakuten最強プランの実質価格は220円ほど安くなる計算です。でも、他社のプランと比べたとき本当に最強なのでしょうか? まず、月3GB(月額858円)までの場合で比較しますが、格安SIMなら日本通信の「合理的シンプル290プラン」が月3GBで月額730円です。基本プランは月1GBで月額290円ですが、1GBあたり220円でデータ通信量を追加できるので、290円+440円=月額730円で利用できるんですね。 ほかにも、HISモバイルの「自由自在2.0」とドンキの格安SIM「マジモバ」の月3GBプランが月額770円、さらに、NUROモバイルの「VSプラン(3GB)」が月額792円と楽天モバイルより安くなっています。 次に、月20GB(月額1,958円)では、イオンモバイルの月20GBプランが楽天モバイルと同額です。ただし、イオンモバイルには家族で利用できるシェアプランもあります。この場合は月60GBを3人で利用しても月額4,928円。つまり、1人あたり月20GBで月額1,642.6円まで安くできるんですよ。 また、HISモバイルは月20GBで月額2,090円ですが6分かけ放題を含むので、かけ放題込で考えると楽天モバイルより安くつきます。 なお、月額1,390円の日本通信「合理的みんなのプラン(月10GB)」が、24年9月30日より月20GBに増量されます。5分かけ放題(月70分無料通話に変更可能)でここまで安いと、さすがの楽天モバイルも太刀打ちできませんね。 そして、月20GB超の5G対応無制限プラン(月額3,058円)となると、ライバルはほとんどいなくなります。 たとえば、基本料金が無料のpovo2.0に「使い放題(7日間)12回分」というトッピングがありますが、これは9,834円で7日間無制限プランが12回使えるというもの。つまり7日間×12回=84日間(約3カ月)=1カ月換算では3,278円となります。 これは、楽天モバイルのシニア割と家族割が適用されないときと同額ですから、高速5G対応の無制限プランでは、まさに楽天モバイルが最強ということになるでしょう。 いかがでしょうか? 今回は楽天モバイルの「最強シニアプログラム」の紹介と、「最強家族割プログラム」を併用した料金が、本当に最強なのか確認しました。その結果、月3GBと月20GBの場合は必ずしも最強とは言えませんでしたが、高速5G対応の無制限プランに関しては、まさに“最強”だということが確認できました。 もちろん、スマホのプランは回線速度の速さやスマホの割引購入、店頭サポートといった要素もありますので、一概に料金だけでは語れませんが、スマホを乗り換えるときには参考にしてください。
すずきあきら