第93回選抜高校野球 東海大相模、雨天順延 主将「明日につなげる」 きょう準々決勝 /神奈川
<センバツ高校野球> 阪神甲子園球場で開催中の第93回選抜高校野球大会は28日、準々決勝4試合が雨天中止となり、東海大相模と福岡大大濠(福岡)の試合は29日の第2試合(11時10分開始予定)に順延された。選手たちは阪神甲子園球場の室内練習場で汗を流し、4強入りをかけた大一番に備えた。 2時間の室内練習は普段と同じメニューで、打撃練習では前日から引き続き相手の左右の投手を想定。ライナー性の打球を意識したスイングを確認した。 練習後、オンラインで報道陣の取材に応じた大塚瑠晏(るあん)主将(3年)は順延について「今日一日成長して明日につなげられるように」と前向きにとらえ、準々決勝に向けて「一戦一戦勝つだけなので、全員で気持ちを一つにつながりを持って勝ちたい」と意気込んだ。 この2試合はいずれもロースコアの接戦となったが、門馬敬治監督は「悪い状態ではなく、守りは充実している」と慌てる様子はない。完璧な救援を続けたエース左腕の石田隼都投手(同)の起用法について「(先発投手にとって)後ろに石田がいるという安心感がある。(準々決勝は)一晩ゆっくり考える」と話した。【宮島麻実】