三河と複数年契約を結んだエース・西田優大…古豪復活へ向けて「今年こそ結果を残したい」
大きな期待と責任を背負っての複数年契約
3月2日、各地でB1リーグ第24節が開催され、シーホース三河は大阪エヴェッサ戦後に西田優大の複数年契約についての記者会見を実施した。 【動画】「愛知ダービー」で24得点を挙げた西田優大のハイライト! 2月26日に三河との2024-25シーズンの選手契約継続および、2025-26シーズンを含めた複数年契約に双方合意したことが発表された西田。寺部康弘代表取締役社長、佐古賢一シニアプロデューサーが同席のもと、会見に臨んだ西田は、「今シーズンから新体制になった中で自分自身の成長を感じていますし、この体制のもとで、もっともっと成長したいという思いが契約の決め手です」と契約締結に至った経緯を語った。 「日本を代表する選手で、まだまだ成長の可能性を秘めている」、「中心選手としてチームを優勝に導いてくれるであろう期待を込めている」と、寺部社長と佐古氏から評価を受ける西田は、過去2シーズン、チャンピオンシップ(CS)に出場できていない状況について「寺部社長・佐古さんからもあったように古豪復活。まずはCSに出ることが今の目標」と語る。 さらに、「CSへ出ることが僕たちのゴールではない」と付け加え、「シーズン終盤ではありますが、そこ(CS)で結果を残せるチームとしてはまだ完成しきっていないので、フォーカスしながらやっていけたらと思っています」と現在のチーム状況についても語った。 このタイミングでの発表に至った理由には、今夏のオフシーズンはパリオリンピックに集中したいという西田の思いもあったようだ。「昨年のワールドカップを経て自分の課題も見つかり、良くも悪くも自分の立ち位置を知れた大会でした。ライアン・リッチマンヘッドコーチも自分の目標・課題克服に対して非常に協力的で、自身の成長に必ずつながるなと強く感じました」。 実に28年もの間チームを率いた鈴木貴美一氏が指揮官から退任し、NBAのワシントン・ウィザーズでアシスタントコーチなどの経験を積んだリッチマンHCを今シーズンより招へいした三河。新指揮官に信頼を寄せる西田だが、「ルーキーシーズンに貴美一さんは多くのプレータイムを与えてくださり、すごく伸び伸びとプレーできたことで自分の強みを知れた部分があり、とても感謝しています」と、鈴木前HCについての思いも語った。