「12得点・0失点」が示す”惨敗アジアカップからの進化”。バーレーン戦で恐ろしささえ感じた選手が...【コラム/日本代表】
特筆すべきは守備だろう
2024年9月10日(現地時間)、北中米ワールドカップ・アジア最終予選に臨んだ日本がアウェーでバーレーンを5-0と一蹴。7-0と大勝した中国戦に続き、ほぼ磐石の試合内容で勝利を収め、開幕2連勝を飾った。 【画像】上田・守田・小川の得点で快勝|W杯アジア最終予選第2戦 バーレーン0-5日本 前半はバーレーンの守備に手を焼いた時間帯もあったが、37分に上田綺世のPKで首尾よく先制した日本は47分に再び上田のゴールで2-0として流れをグッと引き寄せた。その後はほぼ一方的な展開で加点。「日本、強し」の印象を与えた。 大量得点に目を奪われがちだが、特筆すべきは守備だろう。3バックに加えて、左右のウイングバック、2ボランチで固める“ブロック”は鉄壁で、実際、相手のロングボールに怯むシーンはなかった。 6月のミャンマー戦、シリア戦(いずれも結果は5-0)を含め3バックで戦った4試合での総失点は0。惨敗したアジアカップ当時に比べると、ディフェンスの安定感は明らかに増している。前述した通り、ロングボール対策が十分という点でアジアカップからの進化が窺える。 見逃せないのは、ウイングバックの貢献だ。先発出場した三笘薫、堂安律、後半の頭から起用された伊東純也はいずれも激しい上下動を繰り返しつつ、攻守の両局面に顔を出してハイレベルな仕事をこなしていたのが印象的だった。 なかでも攻守両面でハイクオリティのプレーを見せていたのが左の三笘だ。バーレーンの過酷な環境(高温多湿)を考えると、よくあそこまで広範囲のエリアをカバーしつつ、攻守で決定的な仕事が出来るなと。恐ろしささえ感じた。 ボランチの守田英正もピッチの支配者と言うべき存在感を見せつけるなど、バーレーン戦は日本の良いところばかりが目立つ試合でもあった。 オーストラリアがインドネシアと引き分け(0-0)、サウジアラビアが中国に2-1と辛勝するなか、日本は5-0とグループCで頭ひとつ抜け出た存在になったと言える。最終予選の2節を終えて、12得点・0失点。この数字が対戦国にもたらす恐怖は計り知れないだろう。 ちなみに、バーレーン戦ではサイドからの崩しも効果的で、やはり”風神・雷神”三笘と伊東がいる日本の頼もしさは半端なかった。 日本は10月にアウェーでサウジアラビア(10日)、ホームでオーストラリア(15日)と対戦する。ここで力を示して、独走体制を築けるか。 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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