ヘリによる救助（1日午前10時ごろ）

北アルプス爺ヶ岳で悪天候のため行動不能になっていた大学生3人が1日午前、ヘリで救助されました。低体温症の症状や凍傷がみられるということですが、いずれも命に別条はないもようです。 救助されたのはいずれも大学生で、東京都東久留米市の23歳男性、大田区の21歳男性、神奈川県小田原市の20歳女性です。 31日午後2時半ころ、23歳の男性から「風が強くテントが飛んでしまい身動きが取れなくなった」と110番通報がありました。3人は26日に入山、爺ヶ岳の東尾根付近(標高約2500メートル)で行動不能になったということです。 警察は雪洞を掘ってビバークするよう指示しました。 1日朝から県警の山岳遭難救助隊員が入山したほか、ヘリも出動。 3人は1日午前、順次、ヘリで救助されました。 女子大学生は低体温症の症状がみられ、長野市内の病院に搬送されました。男子大学生にも凍傷のような症状があるということです。いずれも会話はでき、命に別条はないとみられます。