1軍では“絶体絶命”か…今季も結果を残せていない選手(2)“甲子園のスター”は即2軍落ちに
2024年シーズンのプロ野球は、開幕から1ヶ月あまりが経過した。新戦力の活躍も際立つ一方で、もう後がないという状況の中、ここ数年の不振から抜け出せていないかつての主力選手も存在する。今回は、一軍戦力として絶体絶命の立場となっているプレーヤーを取り上げたい。
中村奨成
投打:右投右打 身長/体重:181cm/84kg 生年月日:1999年6月6日 経歴:広陵高 ドラフト:2017年ドラフト1位 高校時代に一躍スターとなった中村奨成。だが、今季も結果を残せておらず、まさに崖っぷちの状況だ。 広陵高では3年夏の甲子園で打ちまくり、1大会6本塁打など数々の大会記録を更新。突如現れた新星として注目を集め、ドラフト1位で地元の広島東洋カープに入団した。 入団後は、ファームで捕手としての経験を重ねつつ、高卒3年目に一軍デビューを飾った。 さらに、翌2021年は外野のポジションにも挑戦。スタメンの機会こそ多くなかったが、39試合に出場し、打率.283、2本塁打、5打点と成長を見せていた。 だが、その後はチャンスを活かしきれない日々が続き、2022年は27試合の出場で打率.193、昨季は18試合の出場で打率.150と低迷した。 今季は外野手登録に変更。心機一転のシーズンも開幕二軍スタートとなったが、3月31日に一軍昇格。だが、一軍の舞台で快音が響くことはなく、4月8日に登録抹消された。 まさに後がない立場だが、トンネルの出口が見えてきていないのが現状だ。
ベースボールチャンネル編集部