何が違う?? ほんとに低燃費になる!?? 低燃費タイヤと普通のタイヤの違い
「低燃費タイヤ」とよばれるには明確な基準がある
ただ、普通のタイヤよりもエネルギーロスが少ないタイヤであれば、どんなものでも「低燃費タイヤ」とよべるわけではありません。日本自動車タイヤ協会(以下JATMA)は2010年に、低燃費タイヤに対して明確な基準を設けており、転がり抵抗性能が「A」以上、かつ、ウェットグリップ性能が「a~dの範囲にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義しています。 転がり抵抗性能とウェットグリップ性能、どちらか片方がこの等級から外れても低燃費タイヤとよぶことはできず、グレーディングシステム(等級制度)に基づいて、「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」の等級分けをラベル表示するように業界自主基準を設けています。 タイヤ販売店などに並ぶ交換用の低燃費タイヤに、一目でわかるグリーンのラベリングが掲示されているのを見たことがあるかと思いますが、一般消費者に分かりやすく示すため具体的な数字は伏せられています。
どれがいいかわからないというときは、ひとまず転がり抵抗係数「A」以上のものを選ぼう
低燃費タイヤは、高度なテクノロジーを導入しているぶん、価格がやや高めに設定されてはいますが、燃費がよくて高い安心感が得らえるタイヤを選びたいというニーズにこたえるタイヤとして、世界中に普及しています。どれにしたらいいかわからないという場合は、ひとまず転がり抵抗係数「A」以上のものを選ぶのがお薦め。参考になれば幸いです。