岸博幸氏 外務政務官就任の生稲晃子氏に同情「根性出して頑張って見返してほしい」
17日放送の「サンデージャポン」(TBS系)は石破茂首相による副大臣・政務官人事について特集。元タレントが抜擢された人事に批判が集まっていると紹介した。 新たな人事で話題となったのが元おニャン子クラブの生稲晃子参院議員が外務政務官になったことと、元SPEEDの今井絵理子参院議員が内閣府政務官になったことだった。両者にはSNSを中心に厳しい意見が寄せられている。例えば今井氏に対しては自民党女性局として昨年、フランス研修に行った件のバッシングが今も続いている。 この人事に怒りを示したのが元内閣官房参与で慶大大学院教授の岸博幸氏だ。「むちゃくちゃ怒ってて、まず最初に怒っているのがネット世論ですね。元タレントということで今井さんとか生稲さんが政務官になって、『仕事やれるのか』と。こういう馬鹿な言い方は絶対だめです。芸能人だったけど国会議員に道を変えて、当然お二人も他の方も含めて元芸能人の方はむちゃくちゃ政策を勉強している。そういう今を否定してはいけない」と、元タレントだからと偏見で批判するのはよくないと訴えた。 その上でさらに石破茂首相の戦略性のなさを指摘。「その上で怒っているのは今回の人事で戦略性が全然ない。アメリカのトランプ氏がやっている閣僚人事を見るとトランプさんが実現したい方向のために人選んでますよね。副大臣・政務官は適材適所より、とりあえず人をはめることになっちゃう」と石破人事を批判した。 生稲氏には同情的だ。「外務政務官に生稲さんというのは生稲さんがかわいそうです。外務省の政治家は日本の代表で外交をやる。国内の政策なら事務方がいくらでもサポートできるけど外交はそれと違ってトップの責任はすごい重い。そこまで交渉の経験ない方を当てるのは生稲さんがかわいそう。逆に芸能界で揉まれた根性ある方だと思うので根性出して頑張って見返してほしい」と期待した。
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