夫婦でチーム授乳! これを読めばパパも安心、哺乳びん授乳の基本とポイント【専門家】
授乳は、ママに負担が偏りやすいお世話の一つ。でも、パパにできること、パパにやってもらえたらママもうれしいことがあります。とくに、ミルクの授乳はパパの出番! 哺乳びんでの授乳について、保健師・助産師で、2児のママでもある中村真奈美先生に聞きました。 【画像】背は伸びてる?体重は大丈夫?赤ちゃんの成長がすぐわかる表
パパが授乳のためにできること
授乳には、母乳だけ、母乳とミルク、ミルクだけと大きく3つの方法があります。ミルクを飲ませている場合は、ミルクを作る、赤ちゃんに飲ませる、げっぷをさせる、飲ませたあと哺乳びんを洗って消毒をする、というようにパパもママと同じようにかかわることができます。 母乳を飲ませている場合、パパの出番はないように思いますが、そんなことはありません。授乳後のげっぷはパパが担当できますし、ママが授乳しやすいようにクッションなどを用意したり、外出先では授乳ができる場所を探したり、授乳の環境を整えてあげましょう。また、母乳をあげていると、とてものどがかわきます。ママが授乳後スムーズに水分補給ができるようにお茶などの準備をしたりして、ママがひと息つける時間を作ってあげることも大切です。 母乳授乳はとくに、ママが一人で赤ちゃんと向き合うことが多くなりがち。授乳の時間をパパと分かち合えることはママの安心感につながり、赤ちゃんのためにもなります。
哺乳びん授乳の基本とポイント
母乳とミルクの混合授乳やミルク授乳では、1日何回もミルクの授乳をすることになります。基本を押さえてスムーズに、衛生的に飲ませられるようにしましょう。
ミルクを作るときのポイントは?
赤ちゃんの体に入るものなので、衛生面には注意して調乳しましょう。ミルク缶は開封後1カ月以内に使いきって。調乳の手順とポイントを紹介します。 ①哺乳びんにお湯を入れる 清潔な哺乳びんに、一度沸騰させたお湯(70~80度)を哺乳びんに入れます。 ②粉ミルクを哺乳びんに入れる 缶についているスプーンを使い、すりきりで1回分を量り、哺乳びんに入れます。 ③粉ミルクを溶かす 哺乳びんの上部を持ち、びんの底が円を描くように水平に揺らします。上下に振ると泡が立つので注意しましょう。 ④流水で人肌に冷ます 混ざったら、哺乳びんのキャップの下あたりから流水を当てるか、水を入れたボウルに浸して冷まします。 ⑤ミルクを腕にたらし、温度を確認する ミルクが適温かどうかは、温度差を感じやすい腕の内側に落としてチェック。体温くらいならOKです。