ソフトバンク・石川 ブルペン待機「冷静に、熱く、立ち向かって」 中3日で総力戦のジョーカーだ
経験豊富な右腕がスクランブル態勢で残り試合に臨む。第4戦に先発したソフトバンクの石川が、チームの逆転日本一のためにブルペン待機する。 雨天順延により、3日の第6戦に中3日で備えられるようになった。「自分の中で冷静に、熱く、立ち向かっていければ。1点も取られないというそれだけに尽きる。シンプルなので」と意気込みを口にした。 過去のポストシーズンで第2先発などの救援をこなした実績を持つ。2017年のDeNAとの日本シリーズでも救援として6試合のうち4試合登板とフル回転し、2勝を挙げる活躍を見せた。再び総力戦の“ジョーカー”として備える。 今季は7勝2敗、防御率2・56でシーズン終盤は5連勝した。CSファイナルSでは出番がなく、間隔が空いた日本シリーズ第4戦では6回途中4安打1失点と好投。倉野投手コーチは「あれだけ間隔が空きながらも、しっかり準備をして、いい状態を維持してくれた。日本シリーズの経験も豊富だし、さすがだなと思った」と信頼を置いている。 日本シリーズ通算8試合に登板し、4勝を挙げている右腕は「準備が大事。イメージトレーニングをしっかりして、パフォーマンスが出せるように戦う準備ができたら」と力を込めた。 (木下 大一)