ラッセルがオーストリアGPで”棚ぼた”今季初優勝、ピアストリ&サインツ表彰台!激戦フェルスタッペンvsノリスは終盤の接触が裏目に…角田裕毅14位|F1
レッドブルが52周目のピット作業でタイムロス…フェルスタッペンvsノリスが接近戦になり、戦局が一変する
フェルスタッペンとしてはノリスとの差を見ながらペースコントロールしている状況だったが、ここから戦況が大きく一変する。52/71周目に王者はピットインを行い、2番手ノリスもそれに合わせてピットに入る。ここでレッドブルのピット作業に少し時間がかかったため、7秒あった両者の差が2秒まで縮まった。 ピットアウト後のターン4でフェルスタッペンはブレーキをロックさせたこともあり、ノリスはどんどん差を詰めていく。ここから事実上のマッチレースとなる。 59/71周目のターン3でノリスがインに入って仕掛けるも、止まりきれずオーバーラン。ポジションは引き続きフェルスタッペン-ノリスとなった。 64周目のターン3でノリスが再度仕掛け、フェルスタッペンの左リアとノリスの右フロントが接触。これで両者ダメージを負い、ピットインが必要となった。2台が大きく順位を落とす結果となってしまう。 ノリスにはその前からトラックリミット違反で審議になっていたこともあり、ここでさらに5秒加算となった。その後、ノリスは無念のリタイアを選択している。フェルスタッペンはピットアウト後、P5でトラックに復帰した。 3番手だったラッセルがこれで一気にトップ浮上。その後ろではサインツを交わしてピアストリが2番手に上がり、2.5秒前方のラッセルを追う展開となった。
だがこのままラッセルが逃げ切り、今季初優勝を果たし、2022年のサンパウロGP以来キャリア2勝目となった。また、メルセデスとしてはゼロポッドを辞めてから、待望の初勝利でもある。 2位ピアストリ、3位サインツまでが表彰台に上がった。4位ハミルトンとなり、終盤の接触でポジションを下げたフェルスタッペンは5位フィニッシュとなった。 6位ニコ・ヒュルケンベルグ、7位ペレス、8位ケビン・マグヌッセン、9位ダニエル・リカルド、10位ピエール・ガスリーというトップ10の並びになっている。 角田は14位フィニッシュとなった。
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