もし高速道路で“逆走”したら…警察等に聞いた『正しい対処法』IC通過しても追加料金なしの「特別転回」も
それでも、誤って逆走してしまったときはどうすればよいのか、愛知県警に聞いた。 【高速やバイパスなど逃げ場がない道路】 ▼路肩など近くの安全な場所に停止させハザードランプを点灯 ▼車から離れガードレールの外側など安全な場所に避難 ▼110番通報や非常電話で逆走したことを通報し待機
一般道などでは、定められた手順がなく、周りの状況を冷静に判断して脇道などを使って、正しい向きに変えるとしている。
■ICを通過してしまった場合は追加料金ない「特別転回」を
「故意に逆走」は、国交省などによると「降りようとした出口を過ぎてしまい、逆走とわかっているけど戻る」といったケースがあるという。
NEXCO中日本は、こうした逆走は絶対やめるよう訴えているが、目的の出口を過ぎてしまった場合には先のICで「特別転回」してほしいとしている。
「特別転回」は係員に説明して料金の加算なく高速道路を引き返すことができる制度で、次のICまでそのまま走り、料金所の「一般」レーンで係員に説明して指示に従って引き返す高速に合流して目的地まで戻れるというもので、乗り間違えた分の料金は発生しない。
この「特別転回」については、案内標識などを増やして周知を進めているということだが、ETCで入った場合はETCカードを一度抜くことや、インターチェンジの構造などによっては対応できない場合もあり、注意が必要としている。